たんぽぽ茶はなぜ母乳にいいのか?

たんぽぽ茶といえば、母乳の出がよくなるお茶として有名ですが、それはなぜでしょうか?今回は、たんぽぽ茶が与える母乳への効果についてご紹介したいと思います

たんぽぽ茶の基礎知識

たんぽぽといって思い浮かべるのは大体が黄色い花や白い綿毛だと思いますが、たんぽぽ茶の原料はその部分ではなく、「根」です。根っこのお茶というとなんだか味に癖がありそうな感じがしますが、そんなことはなく日常的に飲むお茶にもぴったりです。

また、たんぽぽの根は「蒲公英根」という漢方薬として昔から利用されています。漢方薬として使われるときには、肌の吹き出物やのどの腫れ、結膜炎や胃炎、肺炎などの炎症が起きたときに利用されています。乳腺炎もこの炎症ひとつです。

たんぽぽ茶の効果

・血行促進で母乳がよく出る

よく「母乳の出がよくなる」と言われているのはたんぽぽの根には血行促進効果があるためです。生姜など、根菜には体を温める効果があるとされていますが、それも血行促進効果によるもの。

母乳は血液と似たようなもので血液の働きに直結しています。そのため、お母さんが血行不良になると母乳も出にくくなります。授乳中のお母さんの血行不良の原因になりやすいのが冷え性。女性に多くみられる冷え性ですが、産後の女性は一層冷え性になりやすいものです。寒さで血管が収縮すると母乳も出づらくなってしまうので、たんぽぽの根で血行促進効果が得られると、それによって血流が促進され、母乳の出が良くなるようです。

お母さんに嬉しい効果が沢山

・ホルモンバランスを整える

たんぽぽの根には、ビタミン・ミネラル・鉄分が豊富に含まれています。そういった成分が、ホルモンバランスの乱れを整えてくれるため、生理不順・更年期障害・便秘・冷え性・むくみなどの改善にも働きかけてくれます。また、たんぽぽ茶に含まれているタラキサシンは肝臓の働きをよくしてくれます。肝臓は、エストロゲンという女性ホルモンの過剰な分泌を抑える働きがあり、ホルモンバランスを整える役割も担っています。さらに、エストロゲンは美肌効果や髪の毛につやを与えるといった効果があり、たんぽぽ茶は妊産婦さんだけでなく、女性に優しい飲み物なんです。

・老廃物の排出を助けてくれる

たんぽぽは別名、「おねしょのハーブ」と呼ばれているほど利尿作用が高いことが知られています。これはたんぽぽに含まれる豊富なカリウムが作用して起こります。利尿作用が高いことが逆に嫌だと思う人もいるかもしれませんが、体に溜まった老廃物を尿として体外に排出してくれてデトックスになり、体内をキレイに保つことに一役買ってくれますよ。

・骨が丈夫になる

たんぽぽの根にはカルシウムも多く含まれています。妊娠中は赤ちゃんの体をつくる際、出産後は母乳をつくる際に、お母さんは自分の骨から赤ちゃんにカルシウムを分け与えています。そのため、意識してカルシウムを取らなければ不足してしまうんです。

カルシウムは、人体に最も多く存在するミネラルですので、継続して十分な量を摂取するのが理想的です。さらに、カルシウムの働きを促進するビタミンCもたんぽぽ茶には含まれているため、カルシウムを効率よく吸収するにはたんぽぽ茶は最適な飲み物なんです。

・貧血の予防にも

たんぽぽ茶には鉄分が豊富にふくまれています。

鉄分は血液中のヘモグロビンに必要な栄養素で、血液の構造物を作るために必須な成分です。鉄はお母さんにも赤ちゃんの成長にも必要な成分です。女性や妊娠中の方にも多い貧血は、気分が悪くなったり立ち眩みがしたりと本当につらい病気です。特に妊産婦は鉄欠乏性貧血になりやすく、これは出産時に大量出血につながってしまうこともあるります。それを防ぐためにも日常的に鉄を摂取する必要があります。現在では、貧血予防のために、鉄分のサプリメントを摂取している人も多くいます。しかし、金銭的にも負担がかかるのも事実です。しかし、たんぽぽ茶なら日常的に飲むことができるので、貧血気味の方にもおすすめできるお茶です。

最後に

たんぽぽ茶には健康へのいい効果が沢山あるので、妊産婦さんだけでなく、多くの人に日常的に取り入れてほしいお茶です。自宅でつくることも可能ですが、苦味が出やすくなるということもあります。今では、市販されている商品の種類も豊富なので、色々試してみて自分好みのたんぽぽ茶を探してみてはいかがでしょうか?