
母乳育児を目指すお母さんにとっては母乳が満足に出ないと不安になってしまいますよね。今回は、母乳がでない原因となるものをまとめました。原因を知れば、対策につながりますよ。
母乳が出ない要因大きく5つ
①水分不足・栄養不足
②ストレス・睡眠不足
③冷え性などによる血行不良
④乳管のつまり
⑤赤ちゃんがうまくのめていない・ミルクを足した
①水分不足・栄養不足
母乳はお母さんの体内の水分からつくられます。赤ちゃんの飲む量にもよりますが、大体1日に1リットルの水分が母乳に変わります。しかし、それは体内の水分量が満ち足りている場合の話です。もし、お母さんの体内にある水分量が足りていなければ、体は自動的に自分自身の生命維持に重きをおきます。そのため、出産前より少なくと1リットル以上は多く水分を取る必要があります。出産後は、特に赤ちゃんのお世話で自分のことを後回しにしがちになってしまうと思いますが、喉が乾いたと感じなくても頻繁に水分補給をしましょう。
また、母乳には赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素が沢山含まれています。それも、お母さんの体内でつくられるもの。お母さんが、食べたり飲んだりして摂取したものからつくられるということです。つまり、栄養分がお母さんに足りていない時、これも水分不足と同様に
体はお母さんの生命維持を優先し、母乳をつくるのをやめてしまいます。しかし、育児中のお母さんが栄養不足になることは珍しいことではありません。赤ちゃんのお世話をしつつ、家事や仕事をこなしていると、どうしても食事の時間をゆっくりとって満足いくまで食べることが難しくなってしまうからです。また、「産後ダイエット」という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、産後のお母さんは痩せやすくなります。摂取した栄養素が母乳をつくるときに必要で、自分自身に蓄積しなくなるためです。何もしなくても痩せてしまう状態にあるのに、食事をとらなければ一層栄養素が不足します。ですので、授乳中は時間が取れなくても栄養分の高いものを積極的に摂取するように意識して下さい。
②ストレス・睡眠不足
母乳を作るのに必要なプロラクチンとオキシトシンという2つのホルモンがありますが、オキシトシンはストレスと密接に関わっています。ストレスを感じるとオキシトシンの分泌量が減ってしまうのです。そうすると、ホルモンバランスが崩れてしまい、母乳は出なくなってしまいます。ストレスの原因は様々で、お母さんの体質によっても感じ方が違いますが、多くのお母さんの出産後のストレスの原因になりやすいものに、睡眠不足があります。数時間おきの授乳で、夜中も起きなければならないだけでなく、夜泣きなども始まるとグッとお母さんの睡眠時間は減ってしまう傾向にあるためです。
特に、乳幼児期の子供の育児はお母さんに負担がかかってしまうことが多いですが、一人で負担を背負わず、身近にいる頼れる人に相談してみましょう。近くに頼れる人がいない場合でも、自治体のサービスを利用するのもおすすめです。
③冷え性などによる血行不良
母乳は血液と似たようなもので、お母さんが血行不良になると母乳も出にくくなります。授乳中のお母さんの血行不良の原因になりやすいのが冷え性。女性に多くみられる冷え性ですが、産後の女性は一層冷え性になりやすいものです。寒さで血管が収縮すると母乳も出づらくなってしまうので、外出時は羽織るものを持って出たり、冷えた水よりも白湯など温かいものを積極的にとりましょう。
④乳管のつまり
母乳は、乳房のなかにある乳管を通って出ます。その母乳の通り道がつまってしまっていればもちろん母乳も出にくくなります。母乳がつくられているのに外に排出できないと、うっ滞性乳腺炎になり、細菌感染が起これば、化膿性乳腺炎となります。化膿性乳腺炎は強い痛みと高熱が出るので、そうなる前にすぐに対処しましょう。乳管のつまりは胸のハリでわかります。もともとの乳管が細く詰まりやすい人も居るので、おっぱいマッサージを取り入れるなどして、未然に防ぐことも大切です。
⑤赤ちゃんがうまくのめていない・ミルクを足した
母乳の出は、前回の授乳(搾乳)で出た量と深く関係しています。赤ちゃんがうまくのめていない場合や、ミルクを足したことで赤ちゃんが満足してあまり飲まない場合は母乳が溜まって排出できない状態になります。そうなると、「乳汁産生抑制因子」という母乳の生成を抑制するタンパク質が体内から分泌され始めます。乳汁産生抑制因子が分泌されると、母乳の量も安定しにくくなってしまいますので、溜まってしまう前に搾乳で排出してあげるようにしましょう。
最後に
このように、母乳が出なくなる原因はたくさんあります。しかし、母乳がでないことで悩みストレスになってしまうのは悪循環です。なにより、心にゆとりをもつことも大切です。
